運送業の中でも、トラックドライバーは拘束時間が長い職種の一つです。その分、自由な時間も限られてしまいますが、2024年の働き方改革以降は、拘束時間が短くなる可能性があります。ここでは、トラックドライバーの拘束時間が長い理由や、拘束時間の法的な上限、運送業者の選び方などを紹介しています。
トラックドライバーの拘束時間が長くなる原因の一つが交通状況です。同じ道路であっても、車の交通量や道路の状況は刻一刻と変化しており、時には渋滞に巻き込まれたり、事故によって通行止めになったりします。渋滞や事故の影響で配送にかかる時間が延びると、拘束時間も長くなってしまいます。
人手不足も原因です。トラックドライバーは慢性的な人手不足の状態で、一人あたりの負担も大きくなっています。会社によって実情は異なるものの、働き手の不足は業界全体の問題であり、早急な解決が求められています。
トラックドライバーの拘束時間は、1日13時間が上限となっています。13時間を超える場合でも、最大でも16時間までとされています。この上限を超えて拘束することはできません。ただ、13時間でもかなり長いと感じる方は少なくないでしょう。
休息期間は、1日あたり8時間以上継続して取得する必要があります。ただし、1日は始業時刻から起算します。例えば、8時から23時まで15時間拘束された後は、翌日7時まで休息期間を確保する必要があります。翌日は、7時より前に勤務を開始してはいけません。
参照元:厚生労働省:トラック運転者の労働時間等の改善のポイント(PDF)「https://www.mhlw.go.jp/content/001035021.pdf」
運送業界では、2024年に働き方改革の一環で残業時間に上限が設けられます。これまでの一切上限がなかったところから、2024年4月からは年間360時間(月45時間)となります。
なお、特別な事情がある場合でも年間960時間(月80時間)で、これを超えることはできません。これまでに比べ、トラックドライバーの拘束時間も減ることが期待されます。
参照元:厚生労働省・千葉労働局:建設事業及び自動車運転業務の上限規制の適用について「https://jsite.mhlw.go.jp/chiba-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/roudoukijun_keiyaku/jougenkisei_2024.html」
少しでも働きやすい運送業者を選ぶためには、福利厚生や休日をしっかりチェックする必要があります。例えば手当の多い会社なら、基本給以上にしっかりと稼げます。一方休日・休暇が多い会社は、ワークライフバランスを取りやすいのが魅力です。
勤務時間もチェックしましょう。勤務時間が長いと、心身ともに大きな負担がかかります。福利厚生や休日と合わせて確認しておきましょう。
トラックドライバーは拘束時間の長い職業ですが、2024年の働き方改革で変わる可能性があります。もし勤務時間が長くなるのを避けたいなら、決まった時間で働けるルート配送もおすすめです。
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