こちらでは、これから中型トラックドライバーの職に就くことを検討されている方に向けて、気になる収入や将来性はどうなのかについて、解説していきます。
自分の好きなこと、得意なこと、興味のあることを仕事にするのは正しいことですが、実際の生活に直結する要素や生活設計も見落とせません。ぜひ、以下の内容を参考にしてください。
2024年6月現在、中型トラックドライバーの需要は増加傾向にあり、今後も中型トラックドライバーの求人は、一定数を維持していくものと思われます。根拠としては、以下の事柄が挙げられます。
日本自動車販売協会連合会の発表では、積載量が2トンを超える中型以上のトラックは4カ月連続で前年同月実績を上回っています。コロナ禍に伴う半導体不足や人手不足による生産能力低下といった問題が解消されつつあり、中型トラックを求める市場ニーズに応えられるようになってきたことが指摘されています。
Amazonや楽天といった大手通販サイトはもとより、各メーカーや小売店などのホームページから商品を通信販売で購入できるようになっています。利用者も右肩上がりで増加しています。そうしたECシステムを支えているのが、トラックによる物流システムです。なかでも配送センターなどの物流拠点から個人宅への配送を担っているのが中型や小型、軽のトラックです。今後とも中型トラックドライバーはますます必要とされると予測されています。
出典:日本制作投資銀行「Eコマース市場の拡大と物流業への影響」
出典:国土交通省「知っていますか?物流とトラックドライバーの話」
中型トラックとは積載量1.5t~4t以下のものを指し、そうした車両の積載量と小回りの利き具合を活かした配送に従事するのが中型トラックドライバーの仕事です。先にも述べたECサイトで注文された商品を個人宅に配達することや、物流センターから店舗へ食品や雑貨を届けるなどが該当します。
中型トラックドライバーは単に車両を運転して荷物を届ければいいというものではなく、消費者や受け取り先の担当者とのコミュニケーション能力も重要な要素です。スムーズで円滑なコミュニケーションを行うことで、よりよいサービスを提供することになり、ひいては顧客満足度にダイレクトに影響をもたらします。
以上の通り中型トラックドライバーという職業は、今後ともますます必要とされる仕事であり、稼げる仕事であると言えるでしょう。福岡エリアにて、中型トラックドライバーを目指す方は、ぜひ検討してください。
トラックドライバーが安全な環境で働ける「安全優良事業所(Gマーク)」を取得している福岡市内の事業所の中から、トラックの種類別に給与の高い会社を紹介します。
ルート配送で仕事を探している方は、ぜひ参考にしてください。
公益財団法人全日本トラック協会が、事業者の安全性を評価するために認定している「安全性優良事業所(Gマーク事業所)都道府県別一覧表」にて「福岡エリア」のデータの中から、公式サイト上で福岡市内のトラックドライバーの求人募集をしている66社を選定。その中から休日日数が明記されている会社のうち
■宗像陸運……調査した2tトラックのルート配達求人の中で、最低給与が最も高い会社
■九州商運……調査した3.4tトラックのルート配送求人の中で、最低給与が最も高い会社
■福岡牧迫運輸……調査した10tトラックのルート配送求人中で、最低給与が最も高い会社
として選出しました。